O2Oとは?実施するメリットや主な施策を解説

  • EC

2025年01月22日

O2O とは?実施するメリットや主な施策を解説

O2O は、オンラインで消費者との接点を持ち、オフラインでの購買行動を促すマーケティング手法です。近年、スマートフォンの普及や SNS の影響力の高まりに伴い、多くの企業が O2O 戦略を取り入れています。

本記事では、O2O が重視されている理由や実施するメリットのほか、O2O の主な施策について解説します。

O2O とはオンラインで接触した消費者をオフラインでの購買に導くこと

O2O とは Online to Offline の頭文字を取った言葉で、オンラインで消費者と接点を作り、オフラインであるリアル店舗での購買につなげるマーケティング手法です。

具体的には、Web サイトやインターネット広告、SNS を通じて消費者に情報を提供し、最終的に実店舗で購入してもらうことを目的とした施策を指します。

O2O は、特に飲食店や小売店などで多く用いられており、オンラインとオフラインの融合が進む中で注目されている施策です。

O2O の関連用語

O2O に関連するマーケティング用語には、「オムニチャネル」「マルチチャネル」「逆 O2O」「OMO」などがあります。これらの用語についても知っておきましょう。

オムニチャネル

オムニチャネルとは、複数のチャネルを統合し、シームレスな顧客体験を提供する手法です。オンラインとオフラインを問わず、顧客がどのチャネルを利用しても一貫したサービスを受けられるようにすることで、ブランド体験を向上させます。

マルチチャネル

マルチチャネルは、オムニチャネルと同様、複数のチャネルを活用する戦略ですが、チャネルごとに独立した対応をする点が特徴です。

例えば、マルチチャネルでは EC サイトとリアル店舗の両方で商品を提供しますが、各チャネルは統合されていません。

逆 O2O

逆 O2O は、O2O とは反対に Offline to Online を意味し、オフラインのリアル店舗からオンラインでの商品購入への誘導を図るマーケティング手法です。

例えば、リアル店舗で消費者に商品の魅力を感じてもらい、自社 EC サイトで購入してもらう施策などが該当します。オンラインに誘導することで商品レビューを投稿してもらいやすくなるなどのメリットがあります。

OMO

OMO は Online Merges with Offline の頭文字を取った言葉で、オンラインとオフラインの区別をなくし、すべての接点で顧客体験を融合させるマーケティング手法です。

OMO は、単にオンラインからオフラインへ誘導するだけでなく、両者を一体化した体験を消費者に提供します。消費者にはリアル店舗に来る前にスマートフォンで注文・決済を済ませてもらい、店舗では商品を渡すだけで販売が完了するモバイルオーダーなどの施策が代表的です。

OMO については、以下の記事もご覧ください。 

OMO とは?メリット・デメリットと実施のポイントを解説

O2O が重視されている理由

O2O が注目される背景には、消費者の行動変化やデジタル技術の普及といった動きがあります。ここでは、O2O が重視される理由について詳しく解説します。

スマートフォンでの情報収集が一般化したから

スマートフォンの普及により、消費者が気軽に情報を収集できる環境が整ったことで、O2O が重視されるようになりました。

商品やサービスについて、まずはスマートフォンで調べ、欲しいと思った商品をリアル店舗で購入するケースは少なくありません。こうした状況下で、オンラインからオフラインへの誘導を図る O2O が重視されています。

リアル店舗が再評価されているから

リアル店舗が再評価されていることも、O2O が重視されている理由のひとつです。EC サイトが拡大していますが、リアル店舗の価値がなくなってしまったわけではありません。むしろ、リアル店舗には、商品の実物を確認したり、店舗スタッフからアドバイスをもらえたりする価値があるとして再評価されています。

こうした動きとともに、オンラインからオフラインへと誘導する O2O の重要性が高まっているのです。

SNS や口コミの影響力が高まっているから

SNS やオンラインの口コミの影響力が高まっていることも、O2O が重視されている要因です。近年は、消費者が SNS やオンラインの口コミを通じて情報を得て、リアル店舗で購入するケースが一般化しました。O2O は、消費者をオンラインからオフラインへと、効果的に誘導する手法として注目されています。

O2O を実施するメリット

O2O を実施することには、さまざまなメリットがあります。主なメリットは下記の 3 つです。

新たな顧客獲得を期待できる

O2O を通じてオンラインからオフラインへと消費者を誘導することにより、これまでアプローチできなかった顧客層の獲得が期待できます。

例えば、これまで店舗の存在を知らなかった遠方の消費者が、Web 広告などを見て来店し、リピーターになるといったケースがあります。このように、地域的な制約なしに消費者と接点を作れることは、O2O の大きなメリットです。

潜在顧客に訴求しやすい

O2O は、SNS や Web サイトを通じて潜在顧客にアプローチしやすくなる点もメリットです。SNS などを利用するオンラインのマーケティング施策では、商品・サービスに興味を持っている消費者、いわゆる潜在顧客層に直接アピールできます。

オンラインで情報発信すれば、こうした顧客層に情報を届けやすくなり、リアル店舗に誘導していくことも可能です。

データにもとづいた効果測定ができる

O2O を実施すると、オンラインからオフラインへの誘導の効果を、データとして可視化できます。

例えば、来店クーポンの利用データや QR コード(※)のスキャンデータから施策の効果を測定し、改善につなげることが可能です。

※QR コードは株式会社デンソー Web の登録商標です。

O2O の主な施策

O2O を実施するためには、オンラインとオフラインをつなぐ具体的な施策が重要です。ここでは、O2O でよく用いられる主な施策について解説します。 

EC サイトの運営

EC サイトの運営は、O2O の基本的な施策です。自社の EC サイト上で情報提供やクーポン発行をすることによって、実店舗への来店を促せます。

EC サイトはリアル店舗と違い、基本的にはいつ・どこからでも利用できます。EC サイトで効果的に情報発信すれば、多くの潜在顧客に商品を訴求でき、リアル店舗に誘導していけるでしょう。

SNS を通じた情報発信

O2O を推進するには、SNS を通じた情報発信が大切です。SNS を活用し、商品の紹介やキャンペーン情報を発信することで、オンラインで消費者と接点を持ち、店舗への誘導を図ることができます。

SNS は拡散力が高いため、話題になるような情報発信をすれば、大きな効果が期待できます。

公式アプリの活用

公式アプリの活用も、O2O の施策のひとつです。自社の公式アプリを立ち上げて情報発信すると、プッシュ通知などで消費者に直接アプローチができ、リアル店舗への訪問を促せます。

アプリを会員カードとして利用すれば、顧客の来店履歴や購入履歴などをデータで管理でき、商品やサービスの改善にも役立てられます。

Web クーポンによる集客

Web クーポンによる集客も、O2O でよく行われる施策です。Web クーポンは、オンライン上で配布され、リアル店舗で利用できるクーポンです。消費者はクーポンを提示して割引を受けられるため、来店の動機付けになります。公式アプリと同様、効果をデータで管理できる点がメリットです。

QR コードを使った接点づくり

O2O では、QR コードを使った接点づくりが欠かせません。例えば、商品や広告に掲載した QR コードでアプリのダウンロードや LINE の友達登録を促し、オンラインで情報提供すれば、顧客に再来店してもらいやすくなります。

位置情報の活用

スマートフォンの位置情報機能を活用することも、O2O の施策です。さまざまな地域に出店している場合、位置情報を活用すれば、顧客のスマートフォンに近隣店舗の情報をプッシュ通知で知らせることができます。広告を使うことなく、リアル店舗への来客を促せる点がメリットです。

店頭受取サービスの展開

オンラインで注文を受け、リアル店舗で商品を提供する店頭受取サービスは、O2O の仕組みを活かした代表的な施策です。

店頭受取サービスのメリットは、特に飲食店で顕著に現れます。飲食店で店頭受取サービスを利用すると、店頭で注文して商品提供を待つ必要がありません。顧客にとっては利便性が高く、リピーターになる可能性が高くなる施策といえます。

O2O を効果的に実施し、顧客と良好な関係を築こう

O2O は、オンラインの接点を通じて新規顧客の獲得や潜在顧客へのアプローチが可能になるマーケティング手法です。自社の営業形態に合わせた施策を実施することで、顧客の来店を促進し、継続的な関係を築けます。

O2O は、今後もデジタル技術の進化に伴い、重要性を増していくと考えられます。オンラインからオフラインへの誘導を効果的に行い、企業と顧客双方にとって満足度の高い関係を構築していきましょう。

※QR コードは株式会社デンソー Web の登録商標です。

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