多要素認証とは?必要性や二段階認証との違いを解説
2024年12月11日
多要素認証とは?必要性や二段階認証との違いを解説
不正ログインやサイバー攻撃を防ぐためのセキュリティシステムとして、ウェブサービスを利用する際、「多要素認証」が用いられることが増えています。
今回は、多要素認証の必要性のほか、二段階認証などとの違いについて、詳しく見ていきましょう。
2 種類以上の要素を組み合わせる多要素認証
多要素認証とは、認証の三要素である「知識情報」「所持情報」「生体情報」から、2 つ以上を組み合わせた認証のことです。MFA(Multi-Factor Authentication)とも呼ばれ、急速に普及しています。
■ 認証の三要素
| 要素 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| 知識情報 | その人が知っている情報 | パスワード・PIN コード・秘密の質問 |
| 所持情報 | その人が持っている情報 | 携帯電話・IC カード・ハードウェアトークン |
| 生体情報 | その人の身体的情報 | 指紋・静脈・顔 |
パスワードによる認証のみを採用しているサービスでは、もしパスワードが流出した場合、不正ログインされるおそれがあります。
複数のサービスで同じパスワードを使い回していれば、1つのサービスでパスワードが流出した際に、ほかのサービスでも不正ログインされるかもしれません。業務上で利用しているサービスであれば、その被害は甚大になるでしょう。
しかし、管理するアカウントが増え続ける中、それぞれまったく異なったパスワード利用するのは困難です。そこで、多要素認証が広がってきました。
多要素認証を導入すれば、万が一パスワードが流出し、悪意のある第三者がログインしようとしても、ほかの要素での認証を要求するため、そう簡単にはログインできなくなります。
多要素認証が必要とされる理由
多要素認証が求められるようになった背景には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、多少素認証が必要とされる、主な理由について解説します。
サイバー攻撃の増加
サイバー攻撃は年々増え続け、手口は巧妙化し、その被害は甚大になっています。パスワードの考えられるすべての組み合わせを試す「ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)」を受ければ、複雑なパスワードでも読み取られてしまう可能性があるでしょう。そのため、パスワードのみでのセキュリティ対策は難しいとされるようになりました。
クラウドサービスの増加
リモートワークの普及などにより、クラウドサービスを利用する企業は増えています。どこからでも社内の情報にアクセスできる利便性がありますが、それだけに強固なセキュリティが求められます。
多要素認証と二段階認証・二要素認証の違い

多要素認証と似たものに、「二段階認証」と「二要素認証」があります。いずれも、不正ログインやサイバー攻撃を防ぐための仕組みですが、多要素認証との違いについて解説しましょう。
二段階認証
二段階認証は、二段階の認証を行うことを指します。例えば、ウェブサービスにログインする際、ID とパスワードを入力した後に、秘密の質問に答えるといったものがあるでしょう。
ただし、二段階認証は、異なる要素を組み合わせているとは限りません。パスワードと秘密の質問の場合、どちらも「知識情報」という同じ要素です。
二要素認証
二要素認証は認証の三要素のうち、2 種類を組み合わせた認証のことを指します。2 種類に限定するかという違いがあるだけで、多要素認証とほぼ同じ意味です。
二段階認証でもパスワードのみでの認証よりセキュリティは向上しますが、要素が異なる分だけ二要素認証のほうがより強固とされています。
安心・安全な業務遂行のために、多要素認証を導入しよう
増え続けるサイバー攻撃への対策や、クラウドサービスのセキュリティ向上のため、多要素認証が導入されることが増えています。
ユーザーにとってはログインの手間が増えることになり、不便に感じる人もいるかもしれませんが、ウェブサービスのセキュリティ向上には必要不可欠です。不正ログインやサイバー攻撃を防ぎ、安心・安全な業務遂行やサービス提供のためにも、多要素認証を導入しましょう。
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