CTRとは?CVRとの違いや改善方法について解説
2025年01月29日
CTR とは?CVR との違いや改善方法について解説

CTR は、Web サイトの記事へのリンクや Web 広告に対する、インターネットユーザーの関心度を測る重要な指標です。CTR を理解し、適切に改善していくことで、ビジネスの成長にもつなげていけるでしょう。
本記事では、CTR の意味や CVR との違いのほか、CTR の改善方法と改善に使えるツールについて解説します。
CTR とは記事へのリンクや広告のクリック率のこと
CTR とは Click Through Rate の頭文字を取った言葉で、Web サイトの記事へのリンクや、Web 広告のクリック率を示す指標です。リンクや広告の表示回数に占めるクリックの割合を測り、SEO や広告のパフォーマンスを評価する際に用いられます。
CTR を把握することで、インターネットユーザーにコンテンツや広告がどの程度届いているかを知ることができます。CTR が高いからといって、必ずしも商品購入やサービス申込みといった具体的なアクションにつながるわけではありませんが、記事や広告の内容に対するユーザーの関心度の大きさを把握できるでしょう。
CTR と CVR の違い
CTR に近い指標として「CVR」があります。CVR は Conversion Rate の頭文字を取った言葉で、Web サイトの記事や商品ページへのアクセス後に、問い合わせや注文といった「コンバージョン」に至った割合を示します。
CTR は記事へのリンクや Web 広告の集客効果を示す指標である一方、CVR は商品の購入やサービスの申込みといった具体的な成果に関わる指標です。
CTR が高くても、CVR を改善できなければビジネスの成長にはつながりません。ビジネスを成功させるには、CTR と CVR を併せて分析することが重要です。
CTR の計算方法
CTR は、記事へのリンクや広告のクリック数を、それらが表示された回数で割ることで計算できます。計算式は下記のとおりです。
< CTR の計算式>
CTR=クリック数 ÷ 表示回数 ×100
この計算式により、検索結果に表れた記事のリンクや、Web サイトに表示された広告などがどれだけクリックされているかを定量的に把握可能です。
例えば、広告が表示された回数が 1,000 回で、クリックされた回数が 60 だった場合、CTR は 60÷1,000×100 = 6%になります。
一般的に CTR は、Google Search Console などのアクセス解析ツールで確認可能です。
CVR を計算する方法
CVR は、コンバージョン数を記事へのリンクや広告のクリック数で割ることで算出可能です。計算式は下記のとおりです。
< CVR の計算式>
CVR =コンバージョン数 ÷ クリック数 ×100
CVR は、記事へのリンクや広告がクリックされた数に対し、どれだけ商品購入やサービス申込みといったアクションに結び付いているかを示しています。最終的な成果を確認するために、重要な指標といえるでしょう。
例えば、商品の魅力を伝える記事へのアクセス数が 1,000 回で、記事を通じて商品購入に至った数が 20 回だったとすると、記事の CVR は 20÷1,000×100 = 2%になります。
CTR の平均値
CTR の平均値は、広告の掲載位置や検索順位に大きく左右されます。例えば、Google 検索では上位表示された広告や Web サイトほど CTR が高くなる傾向があります。一般的に、検索結果の 1 位が最も高い CTR を示し、順位が下がるにつれて CTR も低下します。
アメリカのマーケティング会社である First Page Sage は、Google の検索結果に表示される広告と Web ページの CTR のレポート「Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024」を公表しています。
このレポートによると、検索キーワードに応じて検索結果の上部に表示される「リスティング広告」(1 ~ 3 位)と、検索結果に表示される広告以外の部分である「自然検索」(1 ~ 5 位)の CTR は、下記のとおりです。
■Google のリスティング広告の CTR
| リスティング広告の表示位置 | CTR |
|---|---|
| 1 番上 | 2.1% |
| 上から 2 番目 | 1.4% |
| 上から 3 番目 | 1.3% |
※First Page Sage「Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024」(2024 年 11 月)
■Google の自然検索の上位ページの CTR
| 検索結果の順位 | CTR |
|---|---|
| 1 位 | 39.8% |
| 2 位 | 18.7% |
| 3 位 | 10.2% |
| 4 位 | 7.2% |
| 5 位 | 5.1% |
※First Page Sage「Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024」(2024 年 11 月)
CTR を改善するには?
続いては、CTR を改善する方法について、リスティング広告と自然検索に分けて解説します。CTR を改善したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
リスティング広告の CTR を改善する方法
リスティング広告の CTR を改善するためには、ターゲット設定の見直しや広告表示オプションの活用が重要です。それぞれ具体的に解説します。
検索意図を意識してキーワードを設定する
リスティング広告の CTR を改善するには、ユーザーの検索意図に合ったキーワードを設定することが大切です。表示された広告のタイトルなどにキーワードが含まれていることにより、ユーザーは広告をクリックしやすくなります。広告を出稿する際には、ユーザーがどのような言葉で検索するかを意識してキーワードを設定してください。
なお、この改善方法は、リスティング広告に限らず、自然検索の CTR を改善する場合にもおすすめです。
ターゲット設定を見直す
リスティング広告で CTR を改善するには、ターゲット設定の見直しが重要です。広告が適切なターゲット層に表示されるよう、年齢、性別、地域などの条件を再検討することで、より高い CTR の実現が期待できます。特定の興味・関心を持つユーザー層にフォーカスすることで、クリックされやすい広告配信が可能になるでしょう。
広告表示オプションを設定する
広告表示オプションを設定することも、CTR を向上させる方法のひとつです。広告表示オプションとは、広告に追加情報を表示する機能のことで、電話番号やサイトリンクなどを追加できます。
ユーザーにとって有益な情報を追加することにより、クリック率の向上が期待できます。
自然検索の CTR を改善する方法
自然検索の CTR を高めるためには、ユーザーにとって魅力的かつ有益な情報を示す工夫が求められます。具体的な改善方法は下記のとおりです。
タイトル・ディスクリプションを見直す
検索結果に表示されるタイトルやディスクリプション(説明文)は、ユーザーがクリックするかどうかを左右する重要な要素です。明確で魅力的なタイトルや、具体的な内容を伝えるディスクリプションにすることで、CTR の向上が期待できます。
また、タイトルやディスクリプションに主要なキーワードを含めておくと、検索意図に合致したコンテンツであると伝えることができ、CTR 向上につながるでしょう。
リッチリザルトを実装する
リッチリザルトを実装すると、CTR の改善を期待できます。リッチリザルトとは、検索結果に表示される要素のうち、タイトルとディスクリプションを除いたもののことで、商品画像や動画のサムネイル、FAQ などがあります。
これらを設定すると検索結果に追加情報を表示でき、ユーザーの関心を引きやすくなるため、CTR の改善に効果的です。特に、商品やサービスの評価が表示されると信頼性も高まり、クリック率が向上する傾向があります。
CTR の改善に使える主なツール
CTR は、ツールを利用することによって効果的に改善できます。CTR の改善に使える主なツールは下記のとおりです。
アクセス解析ツール
アクセス解析ツールとは、Web サイトにアクセスした人の属性や行動を解析できるツールのことです。アクセス解析ツールを使うと Web サイトの CTR を正確に把握でき、改善点を見つけやすくなります。「Google アナリティクス」や「Google Search Console」などが代表的なアクセス解析ツールで、ユーザーの行動やクリックパターンを分析し、最適な改善策を立てるために役立ちます。
A/B テストツール
A/B テストツールは、異なる広告やコンテンツを比較し、より高い CTR を得られる要素を特定するのに役立つツールです。「Optimizely」「DLPO」といったツールを使うことで、ターゲットユーザーに最も効果的なメッセージやデザインを検証し、改善を重ねることができます。
CTR を適切に改善し、ビジネスの前進につなげよう
CTR は、Web サイトのコンテンツや Web 広告がどれくらいインターネットユーザーに届いているかを測る重要な指標です。CTR を改善すると、自社の商品やサービスの CVR の向上、ひいてはビジネスの成長が期待できます。
CTR を改善するには、ユーザーの検索意図に合わせてキーワードを設定することが大切です。また、アクセス解析ツールや A/B テストツールなどを利用することで、CTR をデータにもとづいて改善していくことができます。CTR を適切に改善し、ビジネスの前進につなげていきましょう。
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